先日、コミュニティマネージャーを務めるEGFスタートアップコミュニティで、講師の方を招いた勉強会を開催しました。
今回のテーマは組織作りだったのですが、自分がチーム化を進めるにあたっても、そしてクライアントさまのチーム化のサポートをするにあたっても勉強になることばかりでした。
今回の記事では、組織化を進めていくための考え方やリーダーとしての動き方をお伝えしていきます。
と言っても難しいお話ではないので、これからチーム化していきたいというひとり経営者さんにぜひ読んでいただきたいです^^
組織化の途中で諦めないためには?
ご相談いただくお悩みにあるのが「とにかく忙しい。手がいっぱいなんだけど、どうしたらいいのかわからない」という内容です。
事業を拡大していきたい、でも一人じゃ回らなくなってきたかも。もしくは、誰かに手伝ってもらいたい。
そんなときは、チーム化(組織化)をしていくチャンス!!
ただ、自分の仕事を誰かにお願いしようと思った時に出てくる気持ちとして、「自分でやった方が早いしなぁ」ということが出てきます。
自分でできる。教える時間が取れない。自分でできるのに外注するなんてもったいないかな?など、いろんな気持ちが出てきます。
実際に外注してみると「思ったような動きにならなかった」だったり、「教えるのに意外と時間がかかってしまった」など、マイナス面が目につくこともあるかもしれません。
もう誰かに頼むのはやめよう!そう思ってしまった経験がある方も実際いらっしゃいます。
そんな時に大切なのは「自分はなぜチーム化したいのか」を明確に持っておくこと。
チーム化は、一朝一夕でできるものではありません。でも、しなければ事業の拡大はどこかで必ずストップします。
不都合が起こった時でもチーム化を進めていくためには、自分の人生のミッションと事業のビジョンが重なっているかを一度確認することが必要です。
ビジョンボードを作ってみるのもおすすめ!
この事業を進めた先にこんな世界(社会)を作りたい!こんな人を増やしたい!など、画像も使って目に見える形にしておくと、ブレない軸をいつでも目にできます。
ひとり経営者の成長をストップさせる原因
事業を成長させていきたい!と思った時に、絶対に手放してほしいのは「自分がやった方が早い」を続けてしまうことです。
じゃあそれをいつ手放すといいのか?
それは、「もう誰かに任せたい!自分だけでは時間が足りない!」となったタイミング。
これは、チーム化したり組織作りを考えていく絶好のチャンスなんです。
チーム作りには、任せる勇気を持つことが大事!
ひとり経営者が誰かに任せていく手順
何から誰かに任せるといいのか。それを見極めるためにはまず、ご自身のやっている作業の棚卸からスタートします。

私のクライアントさまも、最初は持っているタスクややっている作業の書き出しからスタートしています。
かかっている時間や難易度、緊急度など、種類別に一目で確認できる専用のシートをご準備しています。
まずは誰にでもできる作業から手放していくのがおすすめ。つまり、あなたではなくてもできる仕事からお願いしていくのが最初の一歩です。
ひとり経営者がスムーズにチーム化するためには?
この仕事を誰かにお任せしよう!そう思ったときに、スムーズに業務をお願いするために必要になるのが「マニュアル」です。
先日の勉強会で印象に残った言葉に、こんな言葉があります。
「リーダーは、作業をしてはいけない。」
講師の方が以前働いていた組織(フリーランスの方なら一度は耳にしたことがあるのでは?と思う会社です)の中では、リーダーは作業をしていると怒られていたそうです。
講師の方の経営する会社でも、リーダー昇格の面談で必ず聞くのは「あなたは作業を手放せるか」ということだそう。
「自分でやるのが大事」
残念ながら、この考えのままではチーム化はしていけません。
それよりも「チームで動いていくためにはどうしたらいいか?成果を出していくにはどうしたらいいか?」というところにリーダーのリソースを使わなくてはいけません。
そのために必要になるのが、マニュアルです。
自分ではなくても、誰でもできるように言語化したものがマニュアル。そのマニュアルを見れば、誰でも同じように再現できるものが必要です。



業務のマニュアル作りのご相談もいただいています。先日納品したマニュアルは、使いやすくてわかりやすいとご好評!
ご自身でもアップデートしていける形でお渡ししています。
ひとり経営者はチーム化の一歩に誰を選べばいいの?
自分でなくてもできる業務を手放したい!チーム化していきたい!
でも、同時に出てくるお悩みが「一体誰にお願いしたらいいんだろう」ということ。
実際、勉強会に参加してくれた方の中からも同様の質問が挙がっていました。
講師の方の回答は、「最初は仲のいい友人や家族に頼むと思います。でもそれでは、自分のルール(事業の文化)を浸透できない。だから、他の人に頼むほうがいいです。」でした。
でも、友人でも家族でもない人にお願いするってどうしたらいいんだろう?そう思いますよね。
そんな時に必要なのが、仕組み化なんです。
他の人でもできるように、業務を細分化してマニュアル化したり、立ち位置を明確にしておく。
実際、家族や友人には言いにくいことも、ビジネスパートナーだと言えるということもありますよね。
ひとり経営者がチーム化していくときのまとめ
ここまでひとり経営者さんがチーム化していくときの考え方をお伝えしてきました。
私が関わらせていただく経営者さんをみても、「自分がやったほうが早い」を手放している方ほど、事業を拡大されている印象があります。
なにからしたらいいんだろう?そんな時は、ぜひ一度ご相談くださいね!